PR

気絶と睡眠の違いを徹底比較!原因、意識レベル、時間で解説

豆知識
スポンサーリンク

【気絶と睡眠の違い】原因から意識レベル、時間まで徹底比較

「あれ?なんか目の前が暗く…」って経験、ありませんか?立ち上がった瞬間とか、満員電車の中とか。いわゆる「気絶」や「失神」ってやつですね。でも、これってただの貧血?それともヤバい病気のサイン?そもそも「意識障害」って言葉も聞くけど、何がどう違うの?って、結構ごちゃごちゃになっちゃいますよね。

さらに、「気絶した!」って言っても、単に疲れて寝ちゃってただけだったり…。「気絶」と「睡眠」って、意識がない状態っていう点では似てるけど、実はぜんっぜん違うんです!

この記事では、そんなモヤモヤをスッキリ解決するために、「気絶」「失神」「意識障害」の違いから、その原因、そして一番気になる「気絶と睡眠の違い」まで、分かりやす〜く徹底比較していきます!いざという時に慌てないためにも、正しい知識を身につけておきましょう!

【気絶と睡眠の違い】知っておくべき基本を解説

まずは、よく聞くけど違いが分かりにくい言葉たちを整理整頓しちゃいましょう!

気絶と失神の違いとは?同じ?違う?

結論から言うと、日常会話では「気絶」も「失神」も、「一時的に意識を失うこと」っていう、だいたい同じ意味で使われることが多いです。いきなりバタッて倒れちゃうようなイメージですね。

ただ、医学的には「失神(しっしん)」という言葉の方がよく使われます。失神は、「脳全体の血流が一時的に低下することによって起こる、短時間の意識消失発作」と定義されています。ポイントは「脳の血流低下」と「短時間」ってところですね。

一方、「気絶」はもっと広い意味で使われることがあって、失神も含むけど、てんかん発作とか、他の原因で意識を失う場合にも使われたりします。まあ、普段の会話ではそこまで厳密に区別しなくても大丈夫ですが、「医学的には失神って言うんだな〜」くらいに覚えておくといいかも!この記事では、分かりやすさ優先で「気絶(失神)」みたいに書くこともありますね。

意識障害とは?気絶・失神との関係性を理解しよう

じゃあ、「意識障害」って何なんでしょう?これは、気絶や失神よりももっと広い範囲を指す言葉です。

意識障害は、「意識がはっきりしていない状態」全般を指します。気絶(失神)みたいに完全に意識がなくなる状態はもちろん、ボーッとして反応が鈍い状態(もうろう状態)や、興奮して訳の分からないことを言ったりする状態(せん妄)なども含まれます。

つまり、気絶(失神)は、数ある意識障害の中の一つのタイプ(一時的で、脳血流低下が原因のもの)ってことなんです。意識障害っていう大きなカテゴリーの中に、気絶(失神)がいる、みたいなイメージですね。

【関係性のイメージ】
意識障害(大きな枠組み)
 ┣ 気絶・失神(一時的な意識消失、脳血流低下が原因)
 ┣ 昏睡(深い意識消失)
 ┣ せん妄(混乱・興奮状態)
 ┣ もうろう状態(ボーッとして反応が鈍い)
 ┗ などなど…

意識レベルの種類と評価方法

意識障害って言っても、その程度はさまざま。「ちょっとボーッとしてる」くらいから、「呼びかけても、つねっても全く反応がない」っていう重い状態まで、いろいろなレベルがあります。

この意識のレベルを客観的に評価するために、医療現場では専門的な基準が使われています。代表的なものに、日本でよく使われる「ジャパン・コーマ・スケール(JCS)」や、国際的に広く使われている「グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)」があります。

これらのスケールを使うことで、「今、どのくらいの意識レベルなのか」を正確に把握して、適切な治療につなげることができるんですね。詳しい内容は後でまた説明しますね!

【気絶と睡眠の違い】危険なサインを見逃さない

じゃあ、どうして人は気絶(失神)しちゃうんでしょうか?原因はいろいろあるんですが、大きく分けるといくつかのパターンがあります。中には放っておくとヤバいものもあるので、しっかりチェックしておきましょう!

脳の血流低下による気絶・失神:原因と対策

これが一番多い原因です。脳みそって、常にたくさんの血液(酸素や栄養)を必要としています。この脳への血流が一時的にガクンと減っちゃうと、脳がちゃんと働けなくなって、意識を失ってしまうんです。

  • 起立性低血圧(立ちくらみ): 急に立ち上がった時に、重力で血液が下半身に集まっちゃって、脳への血流が追いつかなくなるパターン。寝起きとか、長時間座ってた後とかに起こりやすいですね。
    対策:ゆっくり立ち上がる、弾性ストッキングを履く、水分をしっかり摂るなど。
  • 状況失神: 特定の状況で起こる失神。
    • 排尿失神: トイレで排尿中や排尿後にクラッとする。
    • 咳嗽(がいそう)失神: 激しい咳をした後に意識を失う。
    • 嚥下(えんげ)失神: 食べ物や飲み物を飲み込んだ時に起こる。

    これらは、特定の動作が引き金になって自律神経が刺激され、血圧が下がったり脈が遅くなったりして起こります。

  • 血管迷走神経反射: これもよくあるタイプ!強い痛み、恐怖、驚き、精神的なストレス、長時間の立位、暑い場所、満員電車などが引き金になります。自律神経のバランスが一時的に崩れて、血圧低下や徐脈(脈が遅くなること)が起こり、脳血流が低下しちゃうんです。採血で気分が悪くなるのもコレが多いですね。
    対策:誘因となる状況を避ける、気分が悪くなったらすぐに横になるか座る、足を組んだり手で握りしめたりして血圧を上げる(拮抗動作)。

これらの多くは、原因がはっきりしていて、比較的心配いらないことが多いですが、繰り返す場合は注意が必要です。

心臓の異常による気絶・失神:早期発見が重要

これは要注意なパターンです!心臓は、血液を全身に送り出すポンプの役割をしています。このポンプ機能に問題があると、脳への血流が不安定になって失神を引き起こすことがあります。

  • 不整脈: 脈が速すぎたり、遅すぎたり、不規則になったりする状態。特に、脈が極端に遅くなったり、一時的に止まったりすると、脳への血流が途絶えて失神することがあります。ペースメーカーが必要になることも。
  • 心臓弁膜症: 心臓の弁がうまく開閉しなくなって、血液の流れが悪くなる病気。
  • 心筋症: 心臓の筋肉自体の病気。
  • 大動脈弁狭窄症: 心臓から全身へ血液を送り出す出口(大動脈弁)が狭くなる病気。運動中に失神することがあります。
  • 肺塞栓症(エコノミークラス症候群): 足などにできた血栓(血の塊)が肺の血管に詰まる病気。突然の失神や呼吸困難を起こすことがあり、命に関わる危険な状態です。

心臓が原因の失神は、突然死につながる可能性もあるため、「胸のドキドキ」「胸の痛み」「息切れ」などを伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください!

自律神経の乱れによる気絶・失神:ストレスとの関係

さっき出てきた「血管迷走神経反射」も自律神経が関わっていますが、もっと広く、自律神経そのもののバランスが乱れている場合にも失神は起こりやすくなります。

自律神経は、血圧や脈拍、呼吸、体温などを、私たちの意識とは関係なくコントロールしてくれている大事な神経です。ストレス、過労、睡眠不足、不規則な生活などが続くと、この自律神経のバランスが崩れて、血圧の調節がうまくいかなくなり、失神を引き起こしやすくなるんです。

特に、精神的なストレスは大きな影響を与えます。「ストレスで気絶しそう…」なんて言いますが、あながち冗談でもないんですね。

対策:ストレスを溜め込まない(趣味やリラックス法を見つける)、十分な睡眠をとる、規則正しい生活を送る、適度な運動をする、などが大切です。

その他の原因:薬、低血糖、貧血など

他にも、気絶(失神)の原因はいろいろ考えられます。

  • 薬の副作用: 血圧を下げる薬(降圧薬)、精神安定薬、利尿薬などの中には、副作用としてめまいや失神を起こしやすいものがあります。
  • 低血糖: 糖尿病の治療中の方や、食事を抜いたりした時に、血糖値が下がりすぎて意識を失うことがあります。冷や汗や手の震えなどが前触れとして出ることが多いです。
  • 貧血: 血液中の赤血球やヘモグロビンが少ない状態。脳に十分な酸素が運ばれにくくなり、めまいや失神を起こすことがあります。
  • てんかん発作: 脳の神経細胞が一時的に過剰に興奮することで起こる発作。意識を失うタイプのてんかん発作もあります。失神とはメカニズムが異なりますが、意識を失うという点では似ています。けいれんを伴うこともあります。
  • 脳血管障害(脳卒中): 脳梗塞や脳出血など。意識障害を起こすことがありますが、失神のように短時間で意識が回復することは少なく、麻痺や言語障害などを伴うことが多いです。ただし、一過性脳虚血発作(TIA)といって、一時的に脳血流が悪くなり、短時間で症状が消える場合は失神と間違われることもあります。
  • 脱水: 体内の水分が不足すると、血液量が減って血圧が下がり、失神しやすくなります。特に夏場や運動後は注意が必要です。

このように、原因は多岐にわたります。自分で判断せず、一度でも失神を経験したら、医療機関で原因を調べてもらうことが大切です!

【気絶と睡眠の違い】見分け方と対処法

さて、ここからが本題!「気絶」と「睡眠」、どっちも意識がない状態だけど、一体何が違うんでしょう?倒れている人を見かけた時、寝てるだけなのか、気絶(失神)しているのか、見分けるポイントはあるのでしょうか?

これが分かれば、いざという時の対応も変わってきますよね。表も使いながら、分かりやすく比較してみましょう!

比較ポイント 気絶(失神) 睡眠
意識レベル 呼びかけや刺激に反応しない(一時的に完全に意識がない) 大きな声や強い刺激で目を覚ます(意識レベルは低下しているが、覚醒可能)
持続時間 通常は数十秒~数分と短い。長くても数分以内には意識が戻る。 通常は数時間単位。自ら目覚めるか、起こされるまで続く。
起こる状況 突然起こることが多い。立ち上がり時、特定の状況下(痛み、ストレス、排尿など)、前触れ(気分不快、冷や汗、視野が暗くなるなど)があることも。 寝る準備(布団に入るなど)をしてから起こるのが普通。疲労時や退屈な時に意図せず寝てしまう(居眠り)こともある。
体の状態 筋肉の力が抜けてぐったりすることが多い。顔面蒼白、冷や汗、脈が弱い・遅いなどが見られることも。倒れて怪我をすることも。 筋肉は弛緩するが、寝返りを打つなど体勢を変えることはある。呼吸は規則的。いびきをかくことも。
回復後 意識が戻れば、比較的すぐに状況を理解できることが多い。ただし、一時的な混乱や倦怠感が残ることも。 目覚めた直後は寝ぼけていることがある。徐々に意識がはっきりする。

意識レベルの違い:気絶は無反応、睡眠は反応あり

一番大きな違いは、やっぱり「呼びかけや刺激への反応」です。

気絶(失神)している人は、名前を呼んだり、肩を叩いたりしても、基本的に反応がありません。完全に意識が飛んじゃってる状態ですからね。筋肉の緊張も失われて、ぐったりしています。

一方、寝ている人は、深い睡眠に入っていても、大きな声で呼びかけたり、体を揺さぶったりすれば、「ん…?」って感じで反応したり、目を覚ましたりしますよね。完全に無反応ということは、普通はありません。(もちろん、泥酔してるとか、特殊な状況は別ですが…)

もし倒れている人を見かけたら、まずは「大丈夫ですか!?」と声をかけ、軽く肩を叩いて反応を見るのが第一歩です。これで反応がなければ、「これはただ寝てるだけじゃないな、気絶(失神)かもしれない!」と判断できます。

時間経過の違い:気絶は短時間、睡眠は長時間

意識を失っている時間の長さも、大きな違いです。

気絶(失神)は、脳への血流が一時的に途絶えることで起こるので、原因(血流低下)が解消されれば、通常は数十秒から長くても数分以内には自然に意識が戻ります。ずっと意識がないまま…ということは、典型的な失神ではあまりありません。(もし意識がなかなか戻らない場合は、失神以外の重篤な原因も考える必要があります!)

対して睡眠は、体の休息や脳の情報整理のために必要な生理現象なので、普通は数時間単位で続きますよね。アラームが鳴ったり、誰かに起こされたりしない限り、自然に目が覚めるまで寝ています。

倒れてからすぐに意識が戻って、「あれ、何してたんだっけ?」みたいになるのは気絶(失神)の特徴。ぐーぐー寝息を立てて何時間も…というのは睡眠ですね。

周囲の状況の違い:気絶は突発的、睡眠は準備行動

その人が意識を失う前の状況も、判断のヒントになります。

気絶(失神)は、予期せず突然起こることが多いです。普通に立っていたり、歩いていたり、トイレに行ったり、何か特定の動作をした直後だったり。もちろん、「なんか気持ち悪いな」「目の前が暗くなってきたな」みたいな前触れがあることもありますが、基本的には「まさかここで!?」というタイミングで起こります。

一方、睡眠は、普通は寝るための準備行動がありますよね。ベッドや布団に入るとか、ソファで横になるとか。もちろん、疲れ切っていて、会議中や電車の中でウトウト…なんていう居眠りもありますが、それでも「眠いな〜」という自覚があることが多いはずです。

周りの状況を見て、「さっきまで普通に話してたのに、いきなりバタンと倒れた」なら気絶(失神)の可能性が高いですし、「ソファで横になってテレビ見てたらいつの間にか…」なら睡眠(居眠り)の可能性が高いでしょう。

気絶(失神)時の応急処置:落ち着いて対応を

もし目の前で誰かが気絶(失神)して倒れたら、パニックになっちゃいますよね。でも、そんな時こそ落ち着いて、適切な応急処置をすることが大切です!

  1. 安全確保!: まずは周りの状況を確認して、二次被害を防ぎましょう。道路だったら安全な場所に移動させる、周りに危険な物があればどかすなど。
  2. 反応の確認!: 肩を叩きながら「大丈夫ですか!?」と大きな声で呼びかけます。
  3. 助けを呼ぶ!: 反応がなければ、すぐに周りの人に助けを求め、「あなたは119番通報をお願いします!」「あなたはAEDを持ってきてください!」と具体的に指示を出しましょう。
  4. 呼吸の確認!: 胸やお腹の動きを見て、普段通りの呼吸をしているか確認します(10秒以内)。呼吸が止まっているか、普段通りでない場合は、心停止の可能性があるので、すぐに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始します。AEDが到着したら、音声ガイドに従って使用します。
  5. 呼吸があれば回復体位、または足の挙上!:
    • 普段通りの呼吸がある場合は、気道確保のために回復体位(横向きに寝かせる)をとらせます。嘔吐した場合でも、吐いたものが喉に詰まるのを防げます。
    • または、足を心臓より高く上げる(15〜30cm程度)のも有効です。脳への血流を促す効果があります。ただし、頭や首、背中に怪我がある可能性が疑われる場合は、むやみに動かさない方が良い場合もあります。衣服を緩める(ネクタイ、ベルトなど)のも忘れずに。
  6. 意識が戻っても安心しない!: 数分以内に意識が戻ることが多いですが、戻ったからといってすぐに起き上がらせず、しばらく安静にさせて様子を見ます。また、一度でも失神した場合は、必ず医療機関を受診するように勧めましょう。特に、高齢者、心臓病の既往がある人、胸痛や動悸を伴う場合、けいれんがあった場合、頭を打った場合などは、すぐに救急車を呼ぶべきです。

【ポイント】
慌てず、安全確保、反応確認、助けを呼ぶ、呼吸確認、適切な体位!

【気絶と睡眠の違い】意識障害の種類とレベルを解説

さっき、気絶(失神)は意識障害の一種だって話をしましたね。ここでは、もう少し広く、意識障害の種類とそのレベルの評価方法について見ていきましょう。医療現場でどうやって判断してるのか、ちょっとだけ覗いてみましょう!

意識障害の分類:昏睡、せん妄、もうろう状態など

意識障害には、いろんな状態があります。代表的なものをいくつか紹介しますね。

  • 昏睡(こんすい): 最も重い意識障害。どんなに強い刺激(痛みなど)を与えても、全く反応がない状態です。自発的な動きもほとんど見られません。
  • 半昏睡(はんこんすい): 強い痛み刺激には、顔をしかめたり、手足を動かしたりする反応が見られる状態。呼びかけには反応しません。
  • 傾眠(けいみん): 放っておくと眠ってしまうけれど、呼びかけや軽い刺激で簡単に目を覚ます状態。でも、刺激がないとまたすぐに眠ってしまいます。うとうとしている感じですね。
  • 昏蒙(こんもう): 意識レベルは傾眠より少し悪い状態。かなり強い刺激でないと覚醒しません。
  • せん妄(せんもう): 意識が混濁して、幻覚(幻視など)を見たり、興奮したり、場所や時間が分からなくなったりする状態。高齢者や手術後、重症な患者さんに見られることがあります。夜間に悪化することが多い(夜間せん妄)。
  • もうろう状態: ボーッとしていて、周りの状況への理解や反応が鈍くなっている状態。簡単な指示には従えることもありますが、複雑なことは理解できません。記憶がないこともあります。

気絶(失神)は、この分類で言うと、一時的に昏睡に近い状態になるけど、すぐに回復する、特殊なタイプと言えるかもしれませんね。

意識レベルの評価:ジャパン・コーマ・スケール(JCS)とは?

これは、主に日本で救急や集中治療の現場で使われている意識レベルの評価方法です。シンプルで分かりやすいのが特徴!

大きく3段階に分けて、さらにそれぞれを3段階に細分化して、合計9段階で評価します。数字が大きいほど、意識レベルが悪いことを示します。

分類 評価 状態
Ⅰ. 覚醒している
(刺激しないでも覚醒している)
1 意識清明とは言えない なんとなくボーッとしているけど、普通の会話はできる。
2 見当識障害がある 時間や場所、人が分からない。
3 自分の名前・生年月日が言えない 簡単な質問にも答えられない。
Ⅱ. 刺激すると覚醒する
(刺激をやめると眠り込む)
10 普通の呼びかけで容易に開眼する 応答はするが、またすぐ眠る。(傾眠に近い)
20 大きな声または体を揺さぶることで開眼する 簡単な命令には応じる。(昏蒙に近い)
30 痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する 刺激に反応して少し目を開ける程度。
Ⅲ. 刺激しても覚醒しない 100 痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする 目的のある動き。(半昏睡)
200 痛み刺激に対し、少し手足を動かしたり、顔をしかめたりする 目的のない動き。(半昏睡)
300 痛み刺激に全く反応しない 無反応。(昏睡)

例えば、「JCS Ⅱ-10(にのじゅう)」みたいに表現します。典型的な失神で完全に意識がない状態は、一時的に「Ⅲ-300」に近い状態かもしれませんが、すぐに回復して「Ⅰ-1」や「意識清明」に戻るのが特徴ですね。

意識レベルの評価:グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)とは?

こちらは世界中で広く使われている評価方法です。JCSよりも少し複雑ですが、より詳しく意識レベルを評価できます。

GCSは、「開眼(Eye opening: E)」「言語反応(Verbal response: V)」「運動反応(Motor response: M)」の3つの項目をそれぞれ評価して、その点数を合計します。

合計点数は最低3点(E1V1M1)、最高15点(E4V5M6)で、点数が低いほど意識レベルが悪いことを示します。(JCSとは逆なので注意!)

項目 点数
E: 開眼 (Eye opening) 自発的に開眼する 4
呼びかけにより開眼する 3
痛み刺激により開眼する 2
開眼しない 1
V: 言語反応 (Verbal response) 見当識が保たれている(時間、場所、人が分かる) 5
混乱した会話(会話は成り立っているが、見当識障害がある) 4
不適切な単語(単語は発するが、会話にならない) 3
理解不能な音声(うめき声など) 2
発語しない 1
M: 運動反応 (Motor response) 指示に従う 6
痛み刺激に対して払いのける(目的のある動き) 5
痛み刺激に対して逃避する(ゆっくりとした動き) 4
痛み刺激に対して異常屈曲(腕を曲げる) 3
痛み刺激に対して異常伸展(腕を伸ばす) 2
全く動かない 1
合計点 (3~15点) E + V + M

一般的に、GCSの合計点が8点以下だと重度の意識障害と判断されます。失神で倒れた直後は一時的に3点になることもありますが、すぐに回復して15点に戻るのが典型的です。

これらのスケールは、医療従事者が使うものですが、知っておくと「意識レベルが悪い」というのが具体的にどういう状態なのか、イメージしやすくなるかもしれませんね。

【気絶と睡眠の違い】放置はNG!診の目安と予防策

「ちょっと立ちくらみでクラっとしただけ」「すぐ意識戻ったし大丈夫でしょ」…なんて油断は禁物!気絶や失神、意識障害は、重大な病気が隠れているサインかもしれません。放置せずに、ちゃんと原因を調べることがめちゃくちゃ大事なんです!

こんな症状が出たら要注意!すぐに医療機関へ

特に、以下のような場合は、危険な原因(心臓病や脳卒中など)が考えられるので、迷わずすぐに医療機関を受診するか、救急車を呼んでください!

  • 初めて気絶(失神)した
  • 短期間に何度も繰り返す
  • 失神の前後に胸の痛みや圧迫感、動悸、息切れがあった
  • けいれんを伴った
  • 意識がなかなか戻らなかった(5分以上)
  • 意識が戻った後も、呂律が回らない、手足の麻痺、激しい頭痛などが続く
  • 運動中や運動直後に起こった
  • 横になっている時(安静時)に起こった
  • 家族に突然死した人や若くして心臓病になった人がいる
  • 倒れて頭などを強く打った

これらに当てはまらなくても、一度でも意識を失ったら、念のため医師に相談することをおすすめします。「あの時、病院に行っておけば…」なんて後悔しないためにも!

気絶・失神・意識障害を予防するためにできること

原因によって予防法は異なりますが、日常生活でできることもたくさんあります!

  • 原因疾患の治療: 心臓病、てんかん、糖尿病などの基礎疾患がある場合は、まずその治療をしっかり行うことが大前提です。
  • 生活習慣の見直し:
    • 水分をこまめに摂る: 脱水は血圧低下を招き、失神の原因になります。特に夏場や運動時は意識して水分補給を!
    • ゆっくり立ち上がる: 起立性低血圧を防ぐために、急に立ち上がるのは避けましょう。寝起きや長時間座っていた後は特に注意!
    • 規則正しい生活: 十分な睡眠、バランスの取れた食事を心がけ、自律神経のバランスを整えましょう。
    • ストレス管理: 自分なりのリラックス方法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
    • 飲酒はほどほどに: アルコールは脱水を引き起こしたり、血圧を不安定にさせたりすることがあります。
    • 禁煙: 喫煙は血管に悪影響を与えます。
  • 誘因の回避: 血管迷走神経反射を起こしやすい人は、満員電車や暑い場所、長時間の立位など、誘因となる状況をできるだけ避けましょう。
  • 拮抗動作(きっこうどうさ)の習得: 血管迷走神経反射の前触れ(気分が悪くなるなど)を感じた時に、足を組んで力を入れる、手と手を組んで引っ張り合うなどの動作を行うと、血圧が上がって失神を防げる場合があります。
  • 薬の確認: 飲んでいる薬があれば、医師や薬剤師に相談し、失神の原因になっていないか確認しましょう。自己判断で薬をやめたり減らしたりするのは絶対にダメですよ!

日常生活で気を付けるポイント:水分補給、体調管理

予防策とも重なりますが、日々のちょっとした心がけが大事です。

「体調管理」「水分補給」は、特に意識したい2大ポイント!

疲れていたり、寝不足だったりすると、自律神経が乱れやすくなり、失神のリスクが高まります。無理せず、しっかり休息をとることを心がけましょう。

そして、喉が渇く前に、こまめに水分を摂ること!コーヒーやお茶などのカフェイン飲料、アルコール飲料は利尿作用があるので、水やお茶(ノンカフェイン)、スポーツドリンクなどで水分補給するのがおすすめです。

また、自分の体調の変化に敏感になることも大切。「なんか今日フラフラするな」「ちょっと気分が悪いかも」と感じたら、無理せず休む、座る、横になるなどの対策をとりましょう。

【気絶と睡眠の違い】理解を深め、適切な対応を

今回は、「気絶(失神)」と「睡眠」の違いを中心に、意識障害の原因や種類、対処法、予防策まで、盛りだくさんで解説してきました!

ポイントをまとめると…

  • 気絶(失神)は、主に脳の血流が一時的に低下して起こる、短時間の意識消失。呼びかけや刺激に反応しない。
  • 睡眠は、生理的な休息状態で、呼びかけや刺激で覚醒可能。通常は長時間続く。
  • 気絶(失神)の原因は様々。立ちくらみや自律神経の乱れが多いけど、心臓病などの危険な病気が隠れていることも!
  • 意識障害は、気絶(失神)を含む、意識がはっきりしない状態全般を指す広い言葉。
  • 気絶(失神)した人を見かけたら、安全確保→反応確認→助けを呼ぶ→呼吸確認→適切な体位で落ち着いて対応!
  • 一度でも気絶(失神)したら、必ず医療機関を受診!特に危険なサインを見逃さないで!
  • 予防には、水分補給、ゆっくり立ち上がる、規則正しい生活、ストレス管理などが大切。

「気絶」と聞くとドキッとしちゃいますが、正しく理解していれば、いざという時も冷静に対応できますし、不必要な心配も減らせますよね。

この記事が、皆さんの「気絶・失神・意識障害」に対するモヤモヤ解消と、健康管理の一助になれば嬉しいです!自分の体調に気を配り、もしもの時は適切な行動をとれるように備えておきましょう!